蒲郡 海辺市街地の別荘

網元の家があった敷地を地元の名士である施主が買い求め、本宅とは異なるゲストハウスをつくることにしました。中庭型の、基本平屋でまとめています。アプローチにスロープを設け、4台入る大型車庫上の屋上庭園を座敷から眺められるようにしています。その近辺にはニュアンス豊かにアプローチに対して表情を見せる「露地」をつくって主要アクセントとしたあたりがデザイン的にご覧いただきたい箇所です。 本宅から数百メーター離れた便利の良いロケーションに「ゲストハウス」が欲しいと要望されました。奥方は料理教室を、そしてご主人は仲間を座敷でもてなす場を持ちたかったようです。 4台が入る大型駐車場の上部を芝生貼りの屋上バルコニーとし、座敷がそれに面するように構えています。玄関をそこの脇のスロープを上がったあたりにして、その奥に設けられた「にわ」を見下せるようにようにしています。玄関は言って左手は、奥方の領域です。一方玄関から右手は座敷空間になっておりご主人の領域です。